パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

香港散歩行 19 廟街で夕食

 香港最後の夜は廟街(男人街)を散歩がてら食事することとしました。相方をホテルまで迎えにいき、再び油麻地まで戻ってきます。聞いてみると相方はホテル近くの町を自分なりに散歩していたそうです。ほったらかしにしていたことを反省しておりましたが、彼なりに楽しんでいたようなので少し安心しました。
 
 廟街は賑やかな佐敦道から北へ天后廟を挟んで伸びる600~700メートルくらいの街路です。毎晩びっしりと露店がならぶ夜の香港の一大観光スポットです。大昔は地元の人だけが楽しんでいたようですが、今は沢山の観光客が押し寄せます。それだけ安全も確保された、とうことでしょうね。
 
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 漁民の守り神の天后をまつった天后廟の周りには占いのお店が軒を並べています。10年前に来たときは、地べたに敷物を敷いて店を開いていましたのが、今はご覧の通りテント張りの小屋で営業しています。
 地べたの頃は座って占ってもらうお客を取り囲むようにして野次馬(ワタクシも。ただし広東語なので何を言ってるかはさっぱりわからず)覗き込んでいましたが、今はそれもちょっと難しそうですね。
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 この辺りでは10年前はあまり記憶がないのですが露店のカラオケスタジオ?がいくつもありました。今日はちょっとお客が少ないようですね。
 
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 だいぶ前にヒットした香港映画「つきせぬ思い」(イー・トンシン監督、ラウ・チンワンアニタ・ユン主演)では廟街の広東オペラで生計を立てる家族が描かれています。
 
 今もこのすぐそばで広東オペラの楽団が演奏しています。写真を撮ると有料なので撮りませんでした。胡弓や中国独特の楽器の伴奏で頭のてっぺんから出るような高い独特の発声が特徴ですね。彼らも家族で支えあいながら暮らしているのでしょうか・・・。
 
 
 
  そろそろ空腹を覚えたので、適当なお店をさがします。もとより高級店はあまりありそうもない廟街ですので、適当に庶民的なお店に入ります。「得記」という名前のお店のようです。なかなか年季の入ったお店です。
 
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 冷房も一応きいていますが、天井の大きなファンがなんとも時代を感じさせますね。
 
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 まずはビールを注文。このお店はチンタオビールでした。
 
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 二人分の食事なのでう、っかりして4品も注文したのですが、一皿のボリュームが多いのでびっくり。でも折角注文したのですから残すのは勿体無い、と貧乏性を総動員して二人で平らげました。おかげでお腹がいっぱいになってしまいました。
 
 
 焼きそばです。盛り付けはノーグッドですが、お味はグッドでした。お店の人が「ヤキソバア~」と日本語で言いいながら持ってきてくれました。
 
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 名前は忘れましたが、要するに酢豚ですね。日本で食べる酢豚とほぼ同じ味で美味でした。
 
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 たぶん野菜のテンプラみたいなものと記憶してます。小さな器の赤い辛いタレをつけて食べるとビールが進みます。
 
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  香港のチャーハンはおコメが粘りの少ない長粒種のためか、油を使っていてもパラパラです。でも量が・・・
 
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 お勘定を頼むと、ビール大瓶3本、料理4品で240HKD(約3050円)と格安でした。今回の旅ではお客をほったらかすことの多い添乗員でしたので、お詫びの印にワタクシのオゴリにしました。
 
 ふたたび廟街を散歩し、賑やかな彌敦道に出て油麻地駅から地鉄に乗ってホテルに戻ります。
 
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