パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

北京散歩行③ 2日目 天安門から故宮へ

 北京散歩の2日目の朝です。実質的に2日しかないため精力的に徘徊しなくてはなりません。仕事もこのくらい一所懸命だったらなあと反省しております。
 
 午前6時過ぎにはホテルを出て地下鉄永安里駅から出発です。まずは北京観光の定番、天安門故宮へ行くために1号線で5駅目の天安門西駅を目指します。
 
イメージ 1
 
 
  北京の地下鉄はどこの入り口も必ずこの表示にしたがってホームに入る前にチェックがあります。
 
イメージ 2
 
 
 ご覧の通り、飛行機なみに手荷物のエックス線検査があるのです。早朝なのでガラガラですが、混雑時などは皆が一斉に手荷物を機械に放り込むので自分のバッグを取り出すのにひと苦労しました。うっかり撮影すると怒られそうなので少し離れてから撮りました。
 
イメージ 12
 
 
 昨夜ホテルに来るときは切符を買って地下鉄に乗りましたが、食事に出たときに、Suicaみたいなカードを永安里の窓口で購入しておきました。デポジット20元。チャージを30元しておきましたのであわせて50元
 このカードで乗るとバスは割引になりますが、地下鉄の2元の料金は割り引きなしでした。でもいちいち切符を買わなくて済むので楽ですね。
 
 買うときに窓口でメモ用紙に 「一張 一○通 加銭30元」と書いて出しましたが、服務員は最初、新規に購入するのではなくチャージ(加銭)するのと理解したらしく、カードを出せという仕草をしていましたが、なんとか購入することができました。言葉が通じないとカード1枚買うのも難儀ですね。(○=上下あわせたような簡体文字がでてきません)
 
 
イメージ 18
 
 
 
 このときもちゃんとレシートをくれました。 深圳の印象では中国はもっといい加減な国だと思っていたんですが結構ちゃんとしているんですね。
 
イメージ 23
 
 
 使い方はSuicaと全く同じです。改札機の読取装置に近づけて「ピッ!」と鳴るとバーが開いて中に入れる仕組みです。
 
イメージ 19
 
 
 
 日曜日朝6時過ぎの地下鉄でしたが結構お客は乗っていました。通路の真ん中の大きな音叉みたいなのはつかまるバーなんでしょうね。処変わると発想も変わるものですね。
 
イメージ 20
 
 
 
  朝食がまだでしたが、おそらく天安門周辺では屋台なんぞはないだろうと考え、思いついて途中の王府井駅で下車し地上に出て探してみました。
 
 王府井にはご覧の通りやはり観光の定番スポットの王府井小吃街がありましたが、早朝のため店はまだ閉まっていました。
 
イメージ 21
 
 
 
  開店している時間帯に来るつもりではいましたが、ついでに路地を歩いてみると店の看板にはなにやら恐ろしそうなメニューが大きく書いてあります。
 
イメージ 22
 
 
  メインの通りである王府井大街もご覧の通りがらんとしており、どうもこのあたりは人が住むところではないので朝早くから開いているお店はなさそうでした。
 
イメージ 3
 
 
 仕方なく不本意でしたが、マクドナルドが開いていたので休憩がてらコーヒーとハッシュドポテトをいただきます。メニューは日本とそれほど変わらなかったような気がしました。これで11.5元(約150円)のお値段も日本とあまりかわらないのでしょうか。
 
イメージ 4
 
 
 
  この光景は日本のマックではあまり見かけたことはないですね。
 
イメージ 5
 
  
 午前7時近くになって再び地下鉄に乗って天安門西駅を目指します。日曜の朝なのにこの時間帯はもうラッシュアワー並みの混雑具合でした。やっぱり中国は人が多いんですね。
 
イメージ 6
 
 
 
 天安門に行くには天安門西駅でも天安門東駅でもどちらからも近いようです。地上に出ると見慣れぬ装束の一団が天安門方向に歩いています。どうやらチベットの人たちみたいですね。観光でしょうか?それとも抗議行動・・・?そんなことはなさそうですね。
 
イメージ 7
 
 
 天安門に近づくにつれてドアに「公安」と大きく書いたパトカーがやたらと止まっているのが気になります。
 
イメージ 8
 
 
 
 周辺にたくさんたっている照明塔には四方八方に向けた防犯カメラが睨みをきかせています・・・。
 
 
イメージ 9
 
 
 天安門広場は観光名所であると同時にまだまだナーバスな場所なんでしょうね。
 
イメージ 10
 
 
 
 大きな通り(西長安街?)を挟んで天安門広場の北側に鎮座しているのがあの天安門です。楼上には中国の国章が飾られ、大きな毛沢東の肖像を挟んで「中華人民共和国万歳(?)」「世界人民大団結万歳(?)」のでっかいスローガンが見る者を圧倒します。
 有料で楼の上に登れるようですが今回はやめておきました。
 
  
イメージ 11
 
 
  さて、天安門の北側が故宮(紫禁城であることはわかっておりましたが、どうやったらたどり着けるのか・・・。
 
  しばらく天安門周辺の人の動きを見ていると向かって右側で人が出入りしているのに気がつきました。
 近づいてみると右側の入り口から北側に抜けられるようでした。「門」なんですから人は通れるんですね。
 
 
イメージ 13
 
 
 
 天安門を抜けてしばらく歩くと故宮の入り口午門につきました。開場は午前8時30分からなのでまだ時間があります。午門の左側の切符売り場もまだ人が並んでいません。周りを見ていると一番多いのは中国人の観光客で欧米人の観光客も結構いそうですが、 日本人観光客はそれほどいないようです。 
 
 
イメージ 14
  
 
 しばらく並んでから入場券を手に入れました。60元でした。
 
  この時は気がつかなかったのですが、元の記号は円とおなじ「¥」だったんですね。この日の夜、ホテルの部屋でルームサービスや洗濯の値段表を何気なく見ていると、たとえばYシャツの洗濯が「¥6.00 」と表示されていいて、日航系のホテルなので「表示が 円 なのはわかるが、それにしてもべらぼうに安いんだなあ」と思ったのですが、これは「元」の表示だったんですね。したがって約14倍しなければならなかったんですね。
 
イメージ 15
 
 
 
  入場券を手に入れた後は、別の窓口で日本語の音声ガイドを借ります。さすが世界に冠たる紫禁城、ガイドの言語は相当の数にのぼってました。
 
 
イメージ 16
 
 
 
 この音声ガイドはなかなか優れもので、解説のある建物に近づくと自動的にスタートします。しかも今どこにいるかが機械上の敷地内地図の上に点灯するようになっているのです。料金は40元。別にデポジット100元必要です。出口で機械を返すともちろん100元は戻ってきます。
 
 
イメージ 17
 
  いよいよ故宮紫禁城に入場です。春児はいるかな?(つづく)