東北に出張しました
今回は移動に時間がかかったので途中の息抜き(観光)は全く無しでした。したがって飲み食いばかりの記事になってしまいました。
1日目、八戸駅ではまだ在来線に乗り換えていかなくてはならず、外でゆっくり昼食をとる時間もないので、駅のベンチで「タレが自慢 ほたて照焼弁当」をいただきました。
こぶりのほたてでしたが厚みがあるので結構なボリュームです。味もしみていて東北の味がしました。
八戸から小中野という無人駅で降りて一仕事。
仕事が終わるとまた八戸へ戻り、この日は一ノ関に戻って宿泊です。
お店は入ってすぐ右側にカウンター。大皿に煮物などがズラリ。奥にテーブル席があるようです。午後6時半過ぎに行ったのですが、火曜日なのにほぼ満席に近い状態で人気のほどがわかります。
往きの新幹線でも我慢してお茶しかのみませんでした(これから仕事なんですから当たり前ですね)ので、まずはグビリ~ッと生ビールをいただきました。この日は暑かったのでうまいこと!
カウンターの大皿からお通しにタラの煮付けをいただきました。このお店はお通しは選べますし、ツマミとして注文もできます。あっさりとした薄味には意表をつかれました。
美味しいお通しに刺激されてお酒をぬる燗でいただきました。東北はお酒が美味しいですね~。
カンパチのお刺身がとどきました。このお店はお魚が新鮮で美味しいと評判でホテルマンが勧めてくれたのでした。
隣のお客さんが食べていたよせ豆腐がこれまた美味しそうなのでつい注文してしまいました。
「豆腐は酒を呼ぶ!」というわけの判らない身勝手な思いが湧いてきて、地元の関山(かんざん)というお酒をいただきました。これがまたいけるんです。
これで少しは被災地の経済に貢献できたでしょうか・・・。
途中仙台駅では、やはり外に出る時間的余裕がなかったので駅ビルのエスパルの地下で牛タン定食をいただきました。
家人と結婚する前に仙台の「太助」ではじめて牛タン定食をいただきましたが、今日は太助よりは後発のチェーン店の「喜助」でいただきました。久しぶりの麦飯です。
2日目の夜は福島に宿泊です。福島は東口に飲食店街があるのですが、どうも大手チェーン店みたいな店が多く1人で入るのにふさわしい居酒屋があまり見つかりませんでした。
一応、とある店にはいったのですが、味はそれほど悪くはありませんでした。でも雰囲気はあまりよくありませんでしたね。まあ、たまにはハズレの店に迷い込むこともありますので「是非にもあらず」と早々に切り上げました。
3日目最終日。この日は午前中に福島県相馬市で仕事です。
相馬市・・・といえば福島第一原子力発電所に近い南相馬市の北側にある街です。
ご覧のとおり、避難地域からは外れていますが、結構原発から近いですね。今日は相馬馬追いのお祭りのニュースが報道されていましたね。
相馬市での仕事は午前中に終了し、今回の仕事は終わりました。
あとは福島まで戻って新幹線で帰るだけです。ところが帰りの福島行きのバスは午後2時過ぎまでありません。そこで駅前のおそばやさん「ふくしまや」でゆっくり昼食をいただくことにしました。
まずはお酒をぬる燗でいただきます。20日、21日と急に気温が下がってきたので(相馬につく前の山間部の気温は15℃でした)中から温める必要があったのです(苦しい言い訳ですね)。
「ツマミの盛り合わせ」とメニューにあったので注文してみました。煮物となめこおろし。だし巻き卵に漬物でした。
地元新聞のお店の記事の切り抜きがありました。五代目の念願のお店だったんですね。
天ぷらそばをいただきました。天ぷらには抹茶塩がついていました。おそばの木の器は初めての経験です。
お味はとてもグッドでした。そばつゆは少し辛めに感じましたがどうでしょう。天ぷらもいい具合にあげてありました。ご主人がこだわって提供してくれていると感じる天ざるでした。
何をしにいったかわからないような出張でありますが、日中はちゃんと仕事をしておりました(またまた言い訳がましいですね)。
被災地とはいえ今回実際に瓦礫を見たわけではありません。それでも訪問した事業所のうち一箇所は従来の事務所が使えなくなり仮住まいの状態でした。
また従業員は命に別状はなかったものの、ある事業所では家族や親類に津波で亡くなった方が多数いるという話を聞かされ大震災のもたらした悲惨な状況にあらためて戦慄する思いでした。
みなさん健気に仕事をされていましたが、早く全体が復興して欲しいものですね。