神保町周辺散歩
27日(土)の午前中は、病院へ行き血液検査と蜂窩織炎の診察をしてもらいました。他の診療科は予約制なのに、ワタクシの通う病院の皮膚科はどういう訳か先着順でした。
そのため、朝7時過ぎには着いた順に待合室に座り、受付機の入力の順番を確保します。ワタクシは3番目でした。
7時30分に受付入力、出力された受付票を受け取ります。しばらく待って8時から採血してもらったあと、ただちに予約票と受付票を皮膚科受付の窓口に捻じ込みます。採血担当者からは「窓口が開いてから予約票等を診療科窓口に出してくださいね」と言われましたが、何しろ早い者勝ちの皮膚科ですので、窓口の小さなトビラの隙間から予約票を折りたたんで突っ込んおきました。
外来の診療開始は午前9時からなので、それまで銀行のATMに行ったり、借りていた本を図書館に返却したり用足しをしてきます。仕事もこれくらい段取りよくやればいいのになあ、とまた反省いたしました。
今日はこの「捻じ込み」が奏功したのか診療開始後まもなく、9時15分に診察室に呼ばれました。前回診察室に入ったのが10時過ぎでしたから随分違います。
検査の結果、初診時は8.66と要入院一歩手前の異常値(正常値の30倍!)を示していたCRP定量(炎症や壊疽の度合いを示す数値:正常値:0から0.3)が、今回は0.18 と正常値範囲内に収まり、左足も若干むくみはあるものの熱もなく紫色だった皮膚の色も平常に戻ったため、あと4日だけ抗生剤を飲んで無罪放免ということになりました。やれやれ。
ということでほぼ10日間謹慎状態でしたので、天気も悪くないので午後は本屋さんの散歩も兼ねて神保町周辺にでかけました。
このあたりは家人と何度も来たことノあるエリアですが、1人で徘徊するのは久しぶりです。明治大学のキャンパスの隙間の道を登っていくと、よく小説家がここに籠って原稿を書いたという山の上ホテルがありますが、実際にホテルの中に入ったことはありませんでした。
せっかくの散歩ですので坂を上がってホテルに行ってみました。フロントもロビーも狭くて小さいですが、長年の歴史を感じさせる落ち着いたたたずまいのホテルでした。
喉も渇いていたのでホテル内の喫茶店でコーヒーをいただくことにしました。
最近はシアトル系やドットール・モスバーガーなどのチェーン店ばかりでコーヒーを飲んでいますので、それ以外の店でいただくのは久しぶりです。
ここには水出しコーヒーがあったのでホットで注文しました。味と香りが濃厚でやはり一味違うようです。お値段の方も1杯690円と二味くらい違いました。
濃い目のコーヒーで元気をつけたあと、明大通りを南にくだって神保町の本屋街を散策します。
靖国通りに面した三省堂の本店は、さすがに本の量が桁違いに豊富なので欲しい本がたいていあり、家人のお気に入りですが、ワタクシは靖国通りから一本中に入ったすずらん通りにある少し規模の小さい東京堂書店がなんとなく性に合います。この書店はバンコクにも出店があり現地で地図を買ったことがありました。
このあたりには古書専門店が沢山ありますが、今日はセールをやっているお店があったようですね。
適当に周辺を歩いていると、その名前は以前から聞いていた喫茶店「さぼうる」に出くわしました。ホテルでコーヒーを飲んだので中に入るのは別の機会にすることにしました。それにしてもなんだかレトロな感じの不思議な店構えですね。赤電話を見たのも久しぶりのような気がします。
昼食がまだだったのですが、せっかく左足の傷も癒えたようですので、10日間の禁もこのあたりで解除ということで北千住まで出て、昼間から営業している「幸楽」でアルコール消毒することとしました。久しぶりの訪問であります。
お酒の名前が瓶とコップで違うところが大衆酒場たる面目躍如といったとこでしょうか。
本当はモツ焼きとあつあつの串カツと行きたいところですが、脂肪分取り過ぎに注意して、シメサバとアジのたたきにとどめておきました。
このお店は日曜日も朝10時過ぎから営業していたのですが、残念ながら最近は日曜日はお休みになってしましました。夜にはあまり来たことがないのですが、土曜日の午後はだいたいこれくらいのお客の入りでしょうか。
神保町に散歩に行ったのに、立ち読みは結構しましたが、結局本は買わずじまいでお酒をちびちびいただいております。結局今日は久しぶりに一杯飲むのが目的の散歩だったんですね。神保町散歩は言い訳だったんだ・・・と反省しております。