立石の江戸っ子にも行ってきました。
この日もうっかり乗り過ごしてしまい、どうせなら押上駅まで行き、京成線に乗り換えて久しぶりに立石に乗り込もうとやってまいりました。
昼の立石は何度も来ているのですが、暗くなってからの立石は初めてです。
暗い路地になっている飲み屋街は一見では入りにくそうなお店ばかり立ち並んでいますね。
路地を抜けて右に曲がり、少し大きな通りにでると亀有の江戸っ子と本支店(?)の関係にある
立石の江戸っ子があります。
この店も「宇ち多」に負けず立石では有名店です。
中にはいると店内はカウンター席のみです。席に着き、まずは店自慢のボール(焼酎ハイボール)をいただきます。モツ焼きを注文しましたが焼きあがるまで少し時間がかかるのでキンピラごぼうをツマミにボールをいただきます。
レバとシロのモツ焼きが来ました。タレの味は確かに亀有の江戸っ子と似ています。肉のボリュームは立石のほうが多いかも。
平日の7時頃でしたが、ほぼ満席状態でした。お客は女性も若干いましたが、圧倒的にオジサン客ばかりでしたね。ワタクシのように1人客も少なくないようです。
続いてアブラとカシラ(だったかな?)をいただきましたが、あまりのボリュームに食いしん坊のワタクシも食べ切れませんでした。
立石の江戸っ子といえばなんといっても独特の髪型の名物ママ・紀子さんが有名です。目の前に本人がいましたが、正面から写真を撮るのはさすがに気が引けたので後姿を撮らせてていただきました。
雑誌に載っていた紀子さんのお姿です。
(「TOKYO大衆酒場:KKベストセラーズ社刊」より)
ご覧のとおりの女傑風ですので、写真を見たときは「ガハハと大笑いし、大きな声でお客を叱咤する」おカミさんを想像していました。
・・・ところが実際に目の前でみるママさんは、普通の声で入ってくるお客さん1人ひとりに「いらっしゃ~い」と声をかけます。
時折カメラを出して写真を撮っていたワタクシには「いい写真撮れました?」とニッコリしながら優しく声をかけてくれました。
お店の庶民的な雰囲気もさることながら、ママさんのこの気取らない接客態度がこの店の人気の元なんだなあ、と実感した夜でありました。リピーターになってしまいそう・・・。