パパグロッソの街歩き・一人旅

リタイア組です。身体は太いですが、ブログは細々と続けていきます。

ソウル散歩行③ 1日目 成田空港から仁川空港へ

成田空港-仁川(インチョン)空港間の往路所要時間は2時間40分です。日本と韓国は時差がないので楽ですね。上空に出て水平飛行に移ると韓国入国カードが配られ、午後2時10分頃には食事が配られ始めました。
 
 
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機内食はチェックインカウンターの黒板のメニューの通り、エビの揚げもの甘酢あんかけのようなソースが添えられおそばが着いています。このおそば・・・器に盛られたときはちゃんとしていたのでしょうが、冷凍なのか冷蔵なのか、長時間たったあとに客席に配膳されたときには固まっていました。もともと時間を置く食事におそばは不向きではないでしょうか。ビジネスクラスだと調理の仕方がちがうんですかね。
 
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飲み物はビールをいただきました。CASSという銘柄の韓国ビールです。初めて飲みましたがあまり切れのないビールでした。カスですな。OBビールの方が美味しいです。
 
 
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・・・とか何とか文句つけておりますが、結局意地汚く完食いたしました。
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最後尾のトイレにたったときに機内を見渡した限りではエコノミー席はやはり満席のようでした。
 
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鳥取に単身赴任していた平成10年5月に釜山に行って以来、15年ぶりの韓国渡航になります。このときは関西空港からの出発だったので離陸後1時間10分で釜山の金海空港に着いてしまいました。
水平飛行に移ったと思ったらすぐ着陸態勢に入る始末で、食事もランチボックスをあわただしくかっこんだ記憶があります。それに比べるとまだ成田-ソウル線は「飛行機に乗った!」気がしますね。
 
午後3時30分頃機長から「あと30分で仁川空港に到着」のアナウンス。予定より少し早く着くようです。やはり成田とソウルは近いですね。
 
午後4時3分にタッチダウン
 
仁川空港での入国審査は顔写真の撮影と両人差し指の指紋採取がありました。なかなか厳重ですね。
 
ワタクシの荷物は機内持ち込みのリュックサックだけなのですぐに税関を通過し外に出ます。
出口ではいろんな旅行会社の人がロゴマークのカードを掲げて待っています。日本旅行BESTのカードを持っていた女性がいたので声をかけると、ホテル名を訊かれ、「担当は別の女性ですよ」との答えが返ってきました。
 
OZ103便のBESTのツアー客は17名いると成田で係員嬢から聞かされていたため、免税店に立ち寄ったあとはバスでぐるりと市内の各ホテルを回って順次降ろしていくもの、と思っていました。どうやらホテルごとに担当する地元旅行社が違うようです。ということは案外早くホテルに入れるかもしれません。
 
次のBESTのカードを掲げている女性に近づくと、向うから「○○○○さんですか?」と流暢な日本語で名前を確認されました。彼女が担当するのはワタクシを入れて3人ですが、まだ2人は出てこないのでしばらく待ってほしいとのことでした。
 
 
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     左端がKさん。隣は今から思うと帰りにホテルでピックアップしてくれたSさんです。 
 
2人を待っている間、彼女は「免税店には寄りますか?今夜はどこかへ行く予定がありますか?」と訊いてきます。
正直に「免税店には興味がなく、明洞に行きたい。ホテルにも1人で行けます。」と早くひとりになりたい気持ちを滲ませて答えると、「それでは免税店は明洞の近くにあるので、○○さんは免税店に寄らずに明洞で降ろしてあげます。ホテルには私の方で連絡しておきますので、明洞に行ったのちにホテルに着いたらルームキーを渡すように手配しておきます」と随分とさばけた対応をしてくれました。
おかげで今晩は相当遅い時間にならないと街歩きができないものと半ばあきらめかけていたのですが、早めの時間から可能になったのでこの旅行会社の担当者に感謝です。
 
そんな遣り取りをしているうちに2人が出てきました。若い女性の二人連れで友達同士という感じです。Kさんの案内で空港ビルの外に出て車を待ちます。外気温はかなり低く、風も強く吹いています。
 
 
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                   空港の前の通りは迎えの車でいっぱいです。それにしても寒い~。
 
 
待っているとワゴン車がやってきたので乗り込みます。あらためて担当の女性が自己紹介し、彼女がKさんという名前であることがわかりました。女性二人連れへのKさんの説明を聞くとはなしに聞いていると、彼女たちは3泊4日の日程であること。免税店のハシゴをして化粧品をしっかり買い込む予定であること。韓服の記念写真を撮ったり、韓国料理のお店に連れてってもらったりと盛り沢山のコースであること。ガイドはKさんが担当することがわかりました。至れり尽くせりのコースですな。
 
さらにKさんと二人の会話の中で二人が親子であることがわかってびっくり。横から「友達同士だと思ってました」と口をはさむと母親はテレながらも大喜びの様子でした。
 
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仁川空港から明洞に着くまでの間、大卒と高卒の就職事情・給与の違い女性の就職の厳しさなどなど韓国のいろんな事情についてのKさんの解説はなかなか興味深く、また母親へのベンチャラも多少奏功したためか、初めて顔合わせした4人でしたが一時間ちょっとの行程にもかかわらず、なごやかな雰囲気で過ごせたのは幸いでした。(つづく)